こんにゃく座の「オペラ ねこのくにのおきゃくさま」初演決定!を知ったのはちょうど2年前の夏でした。
子どもが観られる、本当におもしろい作品はないかな~とパソコンに向かっていた時です。
「これだ!」と思い、すぐに手帳を。
残念!初演の時期は私たちがワークショップを企画していた日程と重なってる!!
「これ絶対によさそうなんやけど、いきいきでするってことは考えられる?」
「ほんなもん、ひっでお金かかるが!」
「いいもんが、お金かかるのは当たり前やが~!」
「とにかく、観てみなあかんわ!!」
どっかで見られないかな、どっかで観られないかな、と思い続けていると、
大阪で公演があるということがわかり、
「大阪で公演あるけど、一緒に観に行かんか?」
観てどうするの?ということはあんまり話さなかったし、
チケット代はもちろん、交通費もかかるのに、
一緒に観るといってくれた仲間、とてもうれしかったあ。
結局3人で観に行くことになりました。1年前の夏でした。
観終わってからが大問題!
これを福井でしたい!
私たちの知っている子どもたち、お母さんたちに見せてあげたい!
私たちの知らない、まだまだたくさんいる福井の子どもたち、大人たちに、
こんなのあるんだよ~!!って観てもらいたい。
みんなどんな顔して観るかなあ?
想像しただけでわくわくしちゃうのです。
でも、
「いったい、いくらするんやし???」
「最低150万は覚悟せなアカンやろの~。」
「売れるってわかってるんやったらいいけど。」
「だれか、ど~んとお金出してくれんかの~。」
「でも、ちゃんとしたもの観るのに、
自分の大事なお金を出しても
子どもとこれ観て楽しみたいって
思ってもらうことに意味もあるんで~。」
「ほやけど、チケット売られんで~
私らもう、子どもおっきいし、小学生のお母さんの知り合いなんてえんが~!」
「孫には、まだ早いしの~。」
「でも、こんなのず~っと観てえんよね。
こんなのがあるって知ってもらわな、
こんな楽しい時間があるってこと若い親たちは知らないもん。
まず、観てもらわな。観て楽しんでもらわんと、
これからも子どもたちの育ちの中に、こんなのあってほしいって思ってもらえんが~!」
「だれかしてくれんかの~?」
「私らしか、こんなバカなことせんわ(笑)」
「私ら、チケット売れんかったら、みんなでバザーやフリマや内職やすることになるんやの~。」
「何年内職せなアカンのやし~(笑)」
なんや、かんや集まるたびに話し会って1年、
この公演をすることをやっとやっと
でも、みんなで確かに心を決めたのが昨年秋でした。
成功するかどうかわからんけど、
いや、わからないからやってみるのかも。
私たちがこれをみんなで観たい!という気持ちが確かなんだから。
今年夏、もう一度東京へ観に行きました。
東京の親子はもちろんですが、
全国から、このお芝居の評判を確かめに来た人もいっぱいいました。
こんなに素敵な作品、福井の人だけ見られないなんていやだ!
やっぱり、やる!って決めてよかった。
そして、絶対文化会館いっぱいで観なきゃ!!って。
ずっとずっとの思いで、ここまで来ました。
みんなでおしゃべりしたことが、
チラシができ、ワークショップを企画し、ポスターを作り、・・・
いよいよチケット発売です。
気がついたら、まだまだと思っていたのが、もうあと3か月になりました。
チケット買ってくれた人はみんな、これから3か月を楽しみにしていてほしいなあ。
そんな気持ちで「ねこのくにのおきゃくさま」カードを作りました。
チケットと一緒に、カードをおうちに飾ってもらえたらうれしいです。
(あんこどん)
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